擬似言語の変数宣言とは?「型名: 変数名」と書く、データを入れる箱を用意する宣言

公開: 更新: カテゴリ: テクノロジ系

30秒で結論

変数宣言とは(全体像)

変数宣言は、データを入れる「箱」をひとつ用意して、名前と中身の種類を決めること。たとえば「点数を入れる箱」を作るとき、箱には「整数だけ入れる」と種類を決めておく。これが型だ。

擬似言語では「型名: 変数名」という形で書く。たとえば`整数型: i`なら「整数を入れる、iという名前の箱」という意味になる。

ふつうのプログラミング言語のように`var`や`int`といったおまじない(予約語)はいらない。型の名前と変数の名前を、コロンでつなぐだけ。ここが擬似言語のシンプルなところだね。


詳しく:型・配列・構造体の3つだけ覚えれば戦える

ここが記事の心臓部。変数宣言の中身は、次の3つに分かれる。

5つの基本型

型名入れるもの身近な例
整数型(integer)整数(-3、0、42)試験の点数
実数型(real)小数(3.14、-0.5)体重・身長
文字列型(string)文字のならび("Hello")名前
論理型(boolean)真か偽(true / false)出席フラグ
文字型(character)1文字('A')成績の評価記号

配列は、同じ型の箱をたくさん並べたもの。たとえばクラス全員の点数をまとめて入れるときに使う。

配列と構造体の宣言

種類書き方意味
配列`整数型の配列: arr[1..10]`1番から10番までの10個の箱
多次元配列`整数型の配列: mat[1..3, 1..3]`3×3のマス目(表のような形)
初期値つき`整数型: count ← 0`箱を作ると同時に0を入れる
構造体`構造型 Point { 整数型: x, 整数型: y }`複数の型をまとめた自作の箱

いちばんの注意点が、配列が1始まりということ。擬似言語では`arr[1]`が先頭の箱で、`arr[10]`が10番目。多くの言語は`arr[0]`が先頭なので、ここを取り違えると番号が1つズレてしまう。

構造体は、いくつかの箱をひとまとめにした自作の型。たとえば`Point`なら「xとyのセット」で1つの点を表せる。生徒情報なら「名前+学年+点数」をまとめて1つの箱にできる、というわけだね。

わかりやすく言い換えると

要するに、変数宣言は「中身の種類を決めた箱に、名札をつける」作業だ。

基本型 … 入れるものの種類を選ぶ(数字なら整数型、名前なら文字列型)

配列 … 同じ種類の箱を一列に並べる(出席番号で引き出しを並べるイメージ)

構造体 … バラバラの箱をひとつの引き出しにまとめる(名前と点数をセットにする)


試験のツボ

🔴 一番出る:書き方は「型名: 変数名」

①コロンで型と名前をつなぐ(`整数型: i`)

②`var`などの予約語はいらない

🔴 次に出る:配列は1始まり

①先頭は`arr[1]`(`arr[1..10]`は1〜10の10個)

②多くの言語の0始まりと取り違えない

🟡 押さえると安定:5基本型と構造体

①整数・実数・文字列・論理・文字の5つ

②構造体は複数の型をまとめた自作の箱


よくある間違い

「変数宣言には`var`などの予約語が必要」→ ✗  擬似言語は「型名: 変数名」だけ。予約語はいらない。

「配列の先頭は`arr[0]`である」→ ✗  擬似言語は1始まり。先頭は`arr[1]`。

「整数型の箱に小数(3.14)を入れられる」→ ✗  小数は実数型。型ごとに入れるものが決まっている。


試験での出題パターン

実際の問題でたしかめてみよう。

オリジナル問題1(変数宣言の書き方)

📝 オリジナル問題 1 変数宣言の書き方

擬似言語の変数宣言に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  1. 変数宣言は「型名: 変数名」の形で書き、整数の箱なら「整数型: i」と書く
  2. 変数宣言では先頭にvarという予約語を必ず置き、型名のほうは書かない決まりだ
  3. 変数宣言は型名だけを書けばよく、変数名は省いても問題なく通用するとされる
  4. 変数宣言は名前と型を等号でつなぎ、「i = 整数型」のように記述すると決まる
オーエスペン
オーエスペン 解答・解説

解答は 1 だよ。

擬似言語の変数宣言は「型名: 変数名」の形。整数を入れる箱なら`整数型: i`と書くんだ。型と名前をコロンでつなぐのがポイントだよ。

選択肢2の「varが必要」は誤り(予約語はいらない)。選択肢3の「変数名は不要」も誤り。選択肢4の「等号でつなぐ」も誤りで、コロンを使うよ。

選択肢判定理由
1「型名: 変数名」が正しい形
2varなどの予約語はいらない
3変数名も必要
4等号ではなくコロンでつなぐ

オリジナル問題2(配列の宣言)

📝 オリジナル問題 2 配列の宣言

擬似言語の配列の宣言に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  1. 配列は0始まりで、「整数型の配列: arr[0..9]」と書くと先頭はarr[0]になる
  2. 配列は1始まりで、「整数型の配列: arr[1..10]」と書くと先頭はarr[1]になる
  3. 配列は番号では要素を指定することができず、先頭にある要素だけしか取り出せない仕組みになっている
  4. 配列の宣言では型名をまったく書かず、要素の個数を表す数値だけを並べて書くと決まる
オーエスペン
オーエスペン 解答・解説

解答は 2 だよ。

擬似言語の配列は1始まり。`整数型の配列: arr[1..10]`なら先頭は`arr[1]`で、全部で10個の箱だね。

選択肢1の「0始まり」は、ふつうの言語の話で擬似言語では誤り。選択肢3の「先頭しか取り出せない」も誤り。選択肢4の「型名を書かない」も誤りだよ。

選択肢判定理由
1擬似言語は1始まり
21始まりで先頭はarr[1]
3番号で各要素を指定できる
4型名も書く

オリジナル問題3(構造体)

📝 オリジナル問題 3 構造体

擬似言語の構造体に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  1. 構造体は同じ型の値だけを一列に並べて作るもので、配列とまったく同じ仕組みになっているものだ
  2. 構造体は1文字だけを入れるための専用の型で、文字型の別名として使われている
  3. 構造体は複数の型を一つにまとめた自作の箱で、点なら「Point { x, y }」と書ける
  4. 構造体には数値をいっさい入れられず、真か偽の値だけをまとめて持つための型だ
オーエスペン
オーエスペン 解答・解説

解答は 3 だよ。

構造体は複数の型をひとまとめにした自作の箱。`構造型 Point { 整数型: x, 整数型: y }`なら、xとyのセットで1つの点を表せるんだ。名前+学年+点数のように、関係するデータをまとめたいときに使うよ。

選択肢1は「配列と同じ」が誤り(配列は同じ型の並び)。選択肢2の「1文字専用」、選択肢4の「真偽だけ」も誤りだよ。

選択肢判定理由
1配列は同じ型の並びで別物
21文字専用ではない
3複数の型をまとめた自作の箱
4数値も文字も入れられる

まとめ

押さえどころ

次に学ぶ


執筆: SikakuQuest編集部

勉強は、クエストになった。

資格の勉強を、冒険に変えるRPG学習アプリ

App Storeで見る