バスアーキテクチャとは?CPUと他の装置をつなぐ通信経路

公開: 更新: カテゴリ: テクノロジ系

30秒で結論

バスアーキテクチャとは(全体像)

バスは、CPUと他の装置の間でデータをやり取りする通信経路のこと。役割によって3つに分かれる。

身近にたとえると、内部バスは家の中の廊下、システムバスは家から駅までの道、拡張バス(PCIe)は高速道路。外の装置とやり取りする「高速道路」がPCIeだ。

押さえたいのは、拡張バスの主役がPCIeで、その速さは「世代」と「レーン数」で決まる、という点だ。


詳しく:PCIeの世代とレーン数だけ覚えれば戦える

ここが記事の心臓部。まず3種のバスを整理しよう。

3種類のバス

種類つなぐ相手高速道路のたとえ
内部バスCPUの中(コア・キャッシュ)家の中の廊下
システムバスCPU⇔メインメモリ家から駅までの道
拡張バス(PCIe)CPU⇔周辺機器(SSD・GPU)高速道路

つまりPCIeの速さは、「世代(Gen)」と「レーン数」の2つで決まる。

PCIeの世代とレーン数

要素意味高速道路のたとえ
世代(Gen3→4→5→6)1レーンあたりの速さ。新しいほど速い制限速度が上がる
レーン数(x1/x4/x16)同時に通れる車線の数車線が増える

帯域(全体の速さ)は、世代の速さ × レーン数で決まる。だから「世代が新しければ常に速い」とは限らず、レーン数が少ないと、新しい世代でも古い世代の多レーンに負けることがある(たとえばGen5 x1 < Gen4 x4)。

用途の目安は、NVMe SSDはx4、ハイエンドGPUはx16。SSDよりGPUのほうが多くの車線(レーン)を使う。

レーン数の使い分け

レーン数おもな用途
x4NVMe SSD
x16ハイエンドGPU

なお、PCIとPCIeは別物。PCIeはPCIの後継で、信号のやり方がまったく違う。名前が似ているので混同しやすいが、別規格だと押さえておこう、というわけだね。

わかりやすく言い換えると

要するに、バスは「CPUと装置をつなぐ通り道」で、PCIeはその高速道路だ。

3種 … 内部(家の廊下)・システム(駅までの道)・拡張=PCIe(高速道路)

PCIeの速さ … 世代(制限速度)× レーン数(車線)で決まる

注意 … 世代が新しくてもレーンが少なければ遅いことがある。PCIとPCIeは別物

「速さは世代だけでなくレーン数も効く」「PCIとPCIeは別規格」だけは取り違えやすい。


試験のツボ

🔴 一番出る:3種のバス

①内部バス(CPUの中)・システムバス(CPU⇔メモリ)

②拡張バス(CPU⇔周辺機器)の主流がPCIe

🔴 次に出る:速さは世代×レーン数

①世代(Gen)が新しいほど1レーンが速い

②レーン数が多いほど車線が増える(両方で帯域が決まる)

🟡 押さえると安定:用途とPCI/PCIe

①NVMe SSDはx4、ハイエンドGPUはx16

②PCIとPCIeは別規格(PCIeが後継)


よくある間違い

「世代が新しければ常に速い」→ ✗  速さは世代×レーン数。レーンが少ないと、新世代でも古い世代の多レーンに負ける。

「PCIとPCIeは同じもの」→ ✗  PCIeはPCIの後継で、信号のやり方がまったく違う別規格。

「拡張バスはCPUの中だけをつなぐ」→ ✗  CPUの中をつなぐのは内部バス。拡張バスはCPUと周辺機器をつなぐ。


試験での出題パターン

実際の問題でたしかめてみよう。

オリジナル問題1(3種のバス)

📝 オリジナル問題 1 3種のバス

バスの種類に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  1. 拡張バスはCPUの内部だけをつなぐ通り道で、周辺機器とはつながらないものとされる
  2. システムバスはCPUと周辺機器をつなぎ、拡張バスはCPUとメモリをつなぐものである
  3. 内部バスはCPUの中、システムバスはCPU⇔メモリ、拡張バスは周辺機器をつなげる
  4. バスは1種類しかなく、内部・システム・拡張という区別は存在しないものとされている
ネトスパ
ネトスパ 解答・解説

解答は 3 である。

内部バスはCPUの中、システムバスはCPU⇔メモリ、拡張バスはCPU⇔周辺機器をつなぐのだ。拡張バスの主流がPCIeなるぞ。

選択肢1の「拡張バスは内部だけ」、選択肢2のシステムと拡張の取り違え、選択肢4の「1種類だけ」はどれも誤りである。

選択肢判定理由
1拡張バスは周辺機器をつなぐ
2システムと拡張が逆
3内部・システム・拡張の3種
43種に分かれる

オリジナル問題2(速さの決まり方)

📝 オリジナル問題 2 PCIeの速さ

PCIeの速さに関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  1. PCIeの速さは世代とレーン数の両方で決まり、世代が新しくても遅くなることがある
  2. PCIeの速さは世代だけで決まり、レーン数は速さにいっさい関係しないものとされる
  3. PCIeの速さはレーン数だけで決まり、世代は速さにいっさい関係しないものとされる
  4. PCIeの速さはどんな構成でも同じで、世代もレーン数も関係ないものとされている
ネトスパ
ネトスパ 解答・解説

解答は 1 である。

PCIeの速さは世代とレーン数の両方で決まるのだ。だから世代が新しくても、レーンが少なければ遅いことがあるなるぞ(Gen5 x1 < Gen4 x4)。

選択肢2の「世代だけ」、選択肢3の「レーン数だけ」、選択肢4の「関係ない」はどれも誤りである。

選択肢判定理由
1世代×レーン数で決まる
2レーン数も効く
3世代も効く
4構成で速さが変わる

オリジナル問題3(PCIとPCIe)

📝 オリジナル問題 3 PCIとPCIe

PCIとPCIeに関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  1. PCIとPCIeはまったく同じ規格で、信号のやり方にも違いはないものとされている
  2. PCIeはPCIの後継で信号のやり方が異なる別規格であり、名前が似て混同しやすい
  3. PCIeはPCIより古い規格で、現代ではPCIに置きかえられて消えたものとされている
  4. PCIもPCIeもバスとは無関係で、ディスクの保存方式を指す言葉であるとされている
ネトスパ
ネトスパ 解答・解説

解答は 2 である。

PCIeはPCIの後継で、信号のやり方が異なる別規格なのだ。名前が似ているので混同しやすいが、別物として押さえることなるぞ。

選択肢1の「同じ規格」、選択肢3の「PCIeが古い」、選択肢4の「保存方式」はどれも誤りである。

選択肢判定理由
1信号方式が異なる
2PCIeはPCIの後継・別規格
3PCIeが新しい
4どちらもバスの規格

まとめ

押さえどころ

次に学ぶ


執筆: SikakuQuest編集部

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