ゼロトラストとは?境界型防御との違いと、製品ではない

公開: 更新: カテゴリ: セキュリティ系

30秒で結論

ゼロトラストとは(全体像)

ゼロトラストとは、「だれも、何も、最初から信頼しない。アクセスのたびに、毎回ちゃんと確かめる」という考え方のセキュリティモデルのことだ。英語の「Never Trust, Always Verify(決して信頼せず、常に検証する)」がその合言葉だ。

これまでの守り方は、境界型防御といって、「社内ネットワークの中は安全、外は危険」と、内と外を線引きしていた。だが、テレワークやクラウドが広がり、内と外の境目があいまいになった。

ここで一番のポイント。ゼロトラストは、社内か社外かを問わず、すべてのアクセスを毎回検証する。「社内からのアクセスなら、確認しなくても安全だ」と思い込むと誤りで、内側からの脅威もあるため、毎回確かめる。


詳しく:境界型防御との違いと、製品ではない

ここが心臓部。ポイントを表で押さえよう。

ゼロトラストのポイント

項目やさしい意味
合言葉決して信頼せず、常に検証する
境界型防御との違い内も外も区別せず、毎回検証する
きっかけテレワーク・クラウドで境目があいまいに
正体特定の製品ではなく「考え方」

従来の境界型防御は、「内は安全・外は危険」という前提だった。ゼロトラストは、この前提を否定し、内側からのアクセスも信頼せず、その都度検証する

ここで一番のポイント。ゼロトラストは、特定の製品ではなく「考え方(アーキテクチャ)」だ。「ゼロトラストという名前の製品を買えば、それで実現できる」と思い込むと誤りで、強い認証やアクセス管理などを組み合わせて、考え方として実現していく。

わかりやすく言い換えると

身近なたとえで整理しよう。

ゼロトラストは、「顔なじみでも、入るたびに必ず本人確認する受付」のイメージ。要するに、いつも確かめる。

境界型防御との違いは、「中に入った人はもう信頼する(境界型)か、中でも毎回確かめる(ゼロトラスト)か」こと。つまり、内側を信頼するかどうか。

製品ではないというのは、「買えば終わりではなく、組み合わせて実現する考え方」こと。


試験のツボ

🔴 一番出る:ゼロトラストの正体

①決して信頼せず、常に検証するという考え方

②社内か社外かを問わず、毎回確かめる

🔴 次に出る:境界型防御との違い

①境界型は「内は安全・外は危険」と線引き

②ゼロトラストは内も外も区別せず、毎回検証する

🟡 押さえると安定:製品ではない

①特定の製品ではなく「考え方(アーキテクチャ)」

②強い認証やアクセス管理を組み合わせて実現


よくある間違い

「社内からのアクセスなら、確認しなくても安全だ」→ ✗  ゼロトラストは、内側からのアクセスも毎回検証する。

「ゼロトラストという名前の製品を買えば実現できる」→ ✗  ゼロトラストは製品ではなく考え方。組み合わせて実現する。

「ゼロトラストは、従来の境界型防御と同じだ」→ ✗  境界型は内外を線引き、ゼロトラストは内外を区別せず毎回検証する。


試験での出題パターン

実際の問題でたしかめてみよう。

オリジナル問題1(ゼロトラストの正体)

📝 オリジナル問題 1 ゼロトラストの正体

ゼロトラストに関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

  1. 社員の出退勤を記録して、毎月の給与を計算するためのしくみだ
  2. 取引先へ毎月の請求書を郵送する、決まった事務作業のことを指す
  3. 完成したシステムを宣伝して、より多く売るための広告活動である
  4. だれも最初から信頼せず、常に検証するという考え方のことである
フォクダイオウ
フォクダイオウ 解答・解説

解答は 4 である。

ゼロトラストは、決して信頼せず、常に検証するという考え方じゃ。いつも本人確認する受付と心得るがよい。

選択肢1は給与計算、選択肢2は請求書の事務、選択肢3は広告ゆえ、どれも違うのじゃ。

選択肢判定理由
1給与計算のしくみではない
2請求書の事務の話
3広告活動ではない
4決して信頼せず常に検証で正しい

オリジナル問題2(境界型防御との違い)

📝 オリジナル問題 2 境界型防御との違い

ゼロトラストと境界型防御の違いに関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

  1. 内も外も区別せず、すべてのアクセスを毎回検証することである
  2. 社員の給与を計算するときだけ、違いが出るとされているものだ
  3. 取引先への請求書の枚数しだいで、決まるとされているのである
  4. システムの動きが、少しだけ速くなるとされているものである
フォクダイオウ
フォクダイオウ 解答・解説

解答は 1 である。

ゼロトラストは、内も外も区別せず、すべてのアクセスを毎回検証するのじゃ。境界型の「内は安全」を否定すると心得るがよい。

選択肢2の給与、選択肢3の請求書、選択肢4の「速くなる」は、いずれも違うのじゃ。

選択肢判定理由
1内外を区別せず毎回検証で正しい
2給与計算で違いが出るのではない
3請求書の枚数で決まるのではない
4速くなるものではない

オリジナル問題3(製品ではない)

📝 オリジナル問題 3 ゼロトラストの正体(考え方)

ゼロトラストの位置づけに関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

  1. 社員の給与を計算するときだけ、使われるとされているものだ
  2. 取引先への請求書を郵送するときだけ、使われるとされている
  3. 特定の製品ではなく、考え方(アーキテクチャ)のことである
  4. 買えばすぐ実現できる、1つの製品だとされているものである
フォクダイオウ
フォクダイオウ 解答・解説

解答は 3 である。

ゼロトラストは、特定の製品ではなく、考え方(アーキテクチャ)じゃ。強い認証などを組み合わせて実現すると心得るがよい。

選択肢1の給与、選択肢2の請求書、選択肢4の「1つの製品」は、いずれも違うのじゃ。

選択肢判定理由
1給与計算のときだけではない
2請求書のときだけではない
3製品ではなく考え方で正しい
41つの製品ではない

まとめ

押さえどころ

次に学ぶ


執筆: SikakuQuest編集部

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