SEO・SEMとは(全体像)
検索サイト(GoogleやYahoo!など)で言葉を調べると、結果が一覧で出てくる。この一覧で、自分のサイトを上のほうに出してもらう工夫がSEOだ。SEOは「Search Engine Optimization(検索エンジン最適化)」の略で、「検索のしくみに合わせてサイトを整える」という意味になる。
SEOのよいところは、広告費がかからないこと。検索した人が自然にたどり着く(自然検索)ので、うまくいけば費用をかけずに人を集められる。
一方、SEM(Search Engine Marketing)は、SEOに加えて「検索連動の有料広告」も使う、もっと広い考え方。検索したときに上に出る「広告」枠にお金を払って出すやり方(リスティング広告)も含む。
つまり、SEMという大きな箱の中に、SEOが入っているイメージ。ここがよく問われる。
詳しく:SEOの3つの対策とリンクの考え方
ここが心臓部。まず、SEMとSEOの関係と、SEOの3つの対策を表で押さえよう。
SEMとSEOの関係
| 言葉 | 中身 | 広告費 |
|---|---|---|
| SEO | 検索で自然に上位に出るためのサイトの工夫 | かからない |
| SEM | SEO+検索連動の有料広告(リスティング広告) | 広告部分はかかる |
SEOの対策は、大きく3つに分けられる。
SEOの3つの対策
| 対策 | やさしい意味 |
|---|---|
| コンテンツ対策 | 読む人の役に立つ、よい中身(記事)を用意する |
| テクニカル対策 | サイトの作りを整える・表示を速くする |
| 外部対策 | ほかのサイトから自分へのリンク(被リンク)を集める |
ここで大事な注意点。リンクは「数より質」。むやみにリンクを増やせばよい、わけではない。信頼できるサイトからのリンクは効くが、質の悪いリンクを無理に集めると、かえって評価を下げることがある。
なお、検索のしくみは時々見直され、「経験・専門性・権威性・信頼性」(まとめてE-E-A-T)が大事にされている。要するに、本当に役立つ・信頼できる中身ほど上に出やすい、という方向だ。
わかりやすく言い換えると
身近なたとえで整理しよう。
SEOは、「お店を大通りの目立つ場所に構える工夫」のイメージ。広告を出さなくても、よいお店づくりをすれば人が見つけてくれる。SEMは、それに「駅前に有料の看板も出す」を足した、もっと広い集客の考え方だ。
3つの対策は、よい品ぞろえ(コンテンツ)・通いやすい店内(テクニカル)・口コミでの紹介(外部リンク)にたとえられる。この3つがそろうほど見つけてもらいやすい。
リンクの「数より質」は、信頼できる人の紹介1件のほうが、知らない人の宣伝100件より効くのと同じ。つまり、量を集めるより、信頼できる相手からの紹介が大事だということ。
試験のツボ
🔴 一番出る:SEOとSEMの違い
①SEO=検索で自然に上位に出るためのサイトの工夫(広告費なし)
②SEM=SEOに検索連動の有料広告を加えた広い考え方
🔴 次に出る:SEOの3つの対策
①コンテンツ対策(よい中身)・テクニカル対策(作りと速さ)
②外部対策(ほかのサイトからのリンク=被リンク)
🟡 押さえると安定:リンクは数より質
①信頼できるサイトからのリンクが効く
②質の悪いリンクの集めすぎは逆効果になることがある
よくある間違い
①「SEOとSEMはまったく同じものだ」→ ✗ SEOは検索で自然に上位に出る工夫、SEMはそれに有料広告も加えた広い考え方。
②「被リンクは、数が多ければ多いほど必ず評価が上がる」→ ✗ リンクは数より質。質の悪いリンクの集めすぎは、かえって逆効果になることがある。
③「SEOには必ず広告費がかかる」→ ✗ SEOは自然検索向けの工夫で、広告費はかからない。広告費がかかるのはSEMの広告部分。
試験での出題パターン
実際の問題でたしかめてみよう。
オリジナル問題1(SEOとは)
SEOに関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
- 検索結果の広告枠に、お金を払って自社の広告を出すことだけを指す言葉である
- 社内のパソコンを最新の機種に買い替えて、作業の速さを上げる取り組みのことである
- 商品の在庫の数を、リアルタイムで数えて管理するためのしくみのことを指している
- 検索結果で自然に上のほうに出てもらうためのWebサイトの工夫のことを指している
解答は 4 だよ。
SEOは、検索結果で自然に上のほうに出てもらうための、Webサイトの工夫だよ。広告費はかからないのが特徴だね。
選択肢1は有料広告(SEMの広告部分)、選択肢2はパソコンの買い替え、選択肢3は在庫管理の話で、どれも違うよ。
| 選択肢 | 判定 | 理由 |
|---|---|---|
| 1 | ✗ | 有料広告はSEMの広告部分 |
| 2 | ✗ | パソコンの買い替えの話 |
| 3 | ✗ | 在庫管理の話 |
| 4 | ✓ | 自然検索向けのサイトの工夫で正しい |
オリジナル問題2(SEOとSEMの違い)
SEOとSEMの違いに関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
- SEMはサイトの工夫だけを指し、SEOは有料広告だけを指す、正反対の言葉である
- SEOもSEMも有料広告のことだけを指していて、両者にまったく違いはないとされる
- SEMはSEOに検索連動の有料広告を加えた、より広い集客の考え方を指す言葉である
- SEOはサイトの表示速度だけ、SEMはサイトの色やデザインだけを指す言葉である
解答は 3 だよ。
SEMは、SEOに検索連動の有料広告を加えた、より広い考え方だよ。「SEMという大きな箱にSEOが入っている」と覚えてね。
選択肢1は中身が逆、選択肢2は「違いはない」が誤り、選択肢4は表示速度やデザインだけにしぼっていて誤りだよ。
| 選択肢 | 判定 | 理由 |
|---|---|---|
| 1 | ✗ | SEOとSEMの説明が逆 |
| 2 | ✗ | 両者には違いがある |
| 3 | ✓ | SEMはSEO+有料広告の広い考え方で正しい |
| 4 | ✗ | 表示速度やデザインだけではない |
オリジナル問題3(リンクの考え方)
SEOにおける被リンク(外部からのリンク)の考え方として、最も適切なものはどれか。
- リンクは数より質が大事で、質の悪いリンクの集めすぎは逆効果になることがある
- リンクはとにかく数が多ければ多いほど、必ず評価が上がるものだとされている
- リンクはまったく評価に関係がなく、何件あっても順位は変わらないとされている
- 自社サイトの中だけでリンクを増やせば、外部のリンクは一切いらないとされている
解答は 1 だよ。
被リンクは、数より質が大事だよ。信頼できるサイトからのリンクは効くけれど、質の悪いリンクを無理に集めると、かえって逆効果になることがあるんだ。
選択肢2の「数が多いほど必ず」、選択肢3の「関係がない」、選択肢4の「外部はいらない」は、いずれも誤りだよ。
| 選択肢 | 判定 | 理由 |
|---|---|---|
| 1 | ✓ | 数より質・集めすぎは逆効果で正しい |
| 2 | ✗ | 数が多いほど必ず上がるわけではない |
| 3 | ✗ | リンクは評価に関係する |
| 4 | ✗ | 外部からのリンクも大事 |
まとめ
押さえどころ
- 🔴 SEOとSEM = SEOは検索で自然に上位に出る工夫(広告費なし)、SEMはそれに有料広告を加えた広い考え方。
- 🔴 SEOの3つの対策 = コンテンツ(中身)・テクニカル(作りと速さ)・外部(被リンク)。
- 🟡 リンク = 数より質。質の悪いリンクの集めすぎは逆効果になることがある。
次に学ぶ
- デジタルマーケティング ── デジタルの手段を使った販促の総称。SEO・SEMはその代表的な手法のひとつ。
執筆: SikakuQuest編集部