プリンタとは(全体像)
プリンタとは、コンピュータのデータを、紙などに印刷する出力装置のことだ。代表的な方式を見てみよう。
- インクジェット … 液体インクを吹き付けて印刷する。家庭向きで安価、カラー写真がきれい。
- レーザー … トナー(粉)を熱で定着させて印刷する。高速でオフィス向き、本体は高価だが耐久性がある。
- 3Dプリンタ … 材料を少しずつ積み上げて、立体物(3次元の物体)を作る。
ここで一番のポイント。3Dプリンタは、平面の印刷ではなく、立体物を作る装置だ。粘土を少しずつ積んで形を作るようなイメージで、ふつうのプリンタとは目的が違う。
詳しく:方式の違いと、DPI
ここが心臓部。方式と品質を表で押さえよう。
プリンタの方式と品質
| 項目 | やさしい意味 |
|---|---|
| インクジェット | 液体インク・家庭向き・安価・カラーがきれい |
| レーザー | トナー(粉)・高速・オフィス向き |
| 3Dプリンタ | 材料を積み上げて立体物を作る |
| DPI | 印刷の品質(1インチあたりのドット数) |
インクジェットとレーザーは、用途で使い分ける。家庭やカラー写真ならインクジェット、大量・高速ならレーザー、という具合だ。ここで注意。レーザーでも、カラー印刷ができる(カラーレーザー)。「レーザーは白黒しかできない」と思い込むと誤りになる。
印刷の品質は、DPI(Dots Per Inch)で表す。これは、1インチ(約2.5cm)あたりに、いくつのドット(点)を打てるかという数字で、大きいほど、きめ細かくきれいになる。
わかりやすく言い換えると
身近なたとえで整理しよう。
インクジェットとレーザーの違いは、「インクジェットは絵の具を吹き付ける、レーザーは粉(トナー)を熱で定着させる」こと。要するに、家庭向きならインクジェット、高速・大量ならレーザー。
3Dプリンタは、「粘土を少しずつ積んで、立体の形を作るようなプリンタ」。つまり、平面ではなく、立体物を作る。
DPIは、「1インチあたりに点をいくつ打てるか。多いほどきめ細かい」こと。
試験のツボ
🔴 一番出る:方式の違い
①インクジェット=液体インク・家庭向き・カラー写真がきれい
②レーザー=トナー(粉)・高速・オフィス向き
🔴 次に出る:3Dプリンタ
①材料を積み上げて、立体物(3次元の物体)を作る
②平面の印刷ではなく、立体を作る
🟡 押さえると安定:DPI
①印刷品質を表す(1インチあたりのドット数)
②数字が大きいほど、きめ細かくきれい
よくある間違い
①「レーザープリンタは、白黒印刷しかできない」→ ✗ カラーレーザープリンタもある。白黒だけではない。
②「3Dプリンタは、平面に絵や文字を印刷する装置だ」→ ✗ 3Dプリンタは、材料を積み上げて立体物を作る装置。
③「DPIは、数字が小さいほど、きれいに印刷できる」→ ✗ 逆で、DPIは数字が大きいほど、きめ細かくきれいになる。
試験での出題パターン
実際の問題でたしかめてみよう。
オリジナル問題1(プリンタの正体)
プリンタに関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
- コンピュータのデータを、紙などに印刷する出力装置のことである
- 社員の出退勤を記録して、毎月の給与を計算するためのしくみだ
- 取引先へ毎月の請求書を郵送する、決まった事務作業のことを指す
- 完成したシステムを宣伝して、より多く売るための広告活動である
解答は 1 だよ!
プリンタは、データを紙などに印刷する、出力装置なんだよ!処理した結果を、紙の形で出すんだね!
選択肢2は給与計算、選択肢3は請求書の事務、選択肢4は広告で、どれも違うよ!
| 選択肢 | 判定 | 理由 |
|---|---|---|
| 1 | ✓ | データを印刷する出力装置で正しい |
| 2 | ✗ | 給与計算のしくみではない |
| 3 | ✗ | 請求書の事務の話 |
| 4 | ✗ | 広告活動ではない |
オリジナル問題2(方式の違い)
インクジェットとレーザーの違いに関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
- 社員の給与を計算するときだけ、違いが出るとされているものである
- 取引先への請求書の枚数しだいで、違いが決まるとされているのだ
- インクジェットもレーザーも、まったく同じ方式だとされているのだ
- インクジェットは液体インクで家庭向き、レーザーはトナーで高速
解答は 4 だよ!
インクジェットは液体インクで家庭向き、レーザーはトナーで高速なんだよ!家庭やカラー写真ならインクジェット、大量・高速ならレーザーだね!
選択肢1の給与、選択肢2の請求書、選択肢3の「まったく同じ方式」は、いずれも違うよ!
| 選択肢 | 判定 | 理由 |
|---|---|---|
| 1 | ✗ | 給与計算で違いが出るのではない |
| 2 | ✗ | 請求書の枚数で決まるのではない |
| 3 | ✗ | 方式が違う |
| 4 | ✓ | インクジェット=液体・レーザー=トナーで正しい |
オリジナル問題3(3Dプリンタ)
3Dプリンタに関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
- 社員の給与を計算するときだけ、使われるものだとされている
- 取引先へ請求書を郵送するときだけ、使われるものだとされる
- 材料を積み上げて、立体物(3次元の物体)を作る装置である
- 平面に絵や文字を印刷するだけの装置だとされているのである
解答は 3 だよ!
3Dプリンタは、材料を積み上げて、立体物(3次元の物体)を作る装置なんだよ!粘土を少しずつ積んで形を作るイメージだね!
選択肢1の給与、選択肢2の請求書、選択肢4の「平面に印刷するだけ」は、いずれも違うよ!
| 選択肢 | 判定 | 理由 |
|---|---|---|
| 1 | ✗ | 給与計算のときだけではない |
| 2 | ✗ | 請求書のときだけではない |
| 3 | ✓ | 材料を積み上げて立体物を作るで正しい |
| 4 | ✗ | 平面に印刷するだけではない |
まとめ
押さえどころ
- 🔴 プリンタ = データを紙などに印刷する出力装置。
- 🔴 方式の違い = インクジェット(液体インク・家庭向き・カラーがきれい)、レーザー(トナー・高速・オフィス向き)。
- 🟡 3DプリンタとDPI = 3Dプリンタは材料を積み上げて立体物を作る。DPIは印刷品質(1インチあたりのドット数)で、大きいほどきれい。
次に学ぶ
- 入出力装置 ── 入力・出力・両用の3分類。プリンタは代表的な出力装置。
- ディスプレイ(LCD・OLED) ── 映像を表示する出力装置。プリンタとあわせて、結果を出す装置の代表。
執筆: SikakuQuest編集部