PMBOKとは?最新版と「両対応」

公開: 更新: カテゴリ: マネジメント系

30秒で結論

PMBOKとは(全体像)

PMBOKは、「Project Management Body of Knowledge」の略。プロジェクト(期限つきの目標達成のための取り組み)を、うまく進めるための知識やコツを、体系的にまとめたもののことだ。

ここでいうプロジェクトマネジメントとは、「決められた期間・予算の中で、目標を達成できるよう、計画し・進め・調整すること」。その知識を世界共通で整理したのがPMBOKで、いわばPMの知識の教科書にあたる。

発行しているのは、PMI(Project Management Institute)というアメリカの団体。PMBOKは、PM資格(プロジェクトマネージャの認定)の知識の土台にもなっている。


詳しく:最新版と「両対応」

ここが心臓部。PMBOKは時々見直されていて、最新版は7th Edition(第7版)。ここで大きく考え方が変わった点を押さえよう。

PMBOKの押さえどころ

観点中身
正体プロジェクトマネジメントの知識を体系的にまとめたもの
発行元PMI(アメリカの団体)
最新版7th Edition(第7版)。原則を重視する形に再編
対応範囲アジャイルと予測型(計画型)の両方に対応

とくに大事なのが、最新版はアジャイルにも対応していること。昔は「計画どおりに進める(予測型)」が中心だったが、今のPMBOKは、変化に強いアジャイルと、計画型の両方をカバーしている。「PMBOK=計画型(ウォーターフォール)だけ」と思い込むと誤りになる。

また、最新は第7版であり、「第6版が最新」ではない、という点もよく問われる。

わかりやすく言い換えると

身近なたとえで整理しよう。

PMBOKは、「プロジェクトを成功させるための、分厚いガイドブック」のイメージ。世界中の経験を集めて、「こう進めるとうまくいく」という知識をまとめたものだ。要するに、PMの共通の知識のまとめ、ということ。

「アジャイルにも対応」というのは、ガイドブックが新しい進め方も取り入れて改訂されたようなもの。つまり、計画型だけでなく、変化に強いやり方も載っている。

「第6版が最新」というのは思い込み。今は第7版が最新、と覚えておこう。


試験のツボ

🔴 一番出る:PMBOKの正体

①プロジェクトマネジメントの知識を体系的にまとめたもの

②発行はPMI(アメリカの団体)

🔴 次に出る:最新版と両対応

①最新は第7版(第6版が最新ではない)

②アジャイルと予測型(計画型)の両方に対応

🟡 押さえると安定:プロジェクトマネジメント

①期間・予算の中で目標を達成できるよう、計画し進め調整する

②その共通の知識をまとめたのがPMBOK


よくある間違い

「PMBOKは、計画型(ウォーターフォール)だけに対応している」→ ✗  最新版は、アジャイルと予測型(計画型)の両方に対応している。

「PMBOKは、第6版が最新だ」→ ✗  最新は第7版。改定されて、原則を重視する形に変わった。

「PMBOKとは、社員の給与を計算するためのしくみだ」→ ✗  PMBOKは、プロジェクトマネジメントの知識を体系的にまとめたもの。


試験での出題パターン

実際の問題でたしかめてみよう。

オリジナル問題1(PMBOKの正体)

📝 オリジナル問題 1 PMBOKの正体

PMBOKに関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

  1. プロジェクトをうまく進める管理の知識を、体系的にまとめたものである
  2. 社員の出退勤の時刻を記録して、毎月の給与を計算するためのしくみである
  3. 取引先へ毎月の請求書を郵送する、決まった事務作業のことを指している
  4. 完成したシステムの不具合を、運用しながら直していく日々の作業である
プロネコ
プロネコ 解答・解説

解答は 1 だよ。

PMBOKは、プロジェクトをうまく進める管理の知識を、体系的にまとめたものだよ。PMの知識の教科書、というイメージだね。

選択肢2は給与計算、選択肢3は請求書の事務、選択肢4は運用中の修正で、どれも違うよ。

選択肢判定理由
1PM知識を体系的にまとめたもので正しい
2給与計算のしくみではない
3請求書の事務の話
4運用中の不具合修正の話

オリジナル問題2(最新版と両対応)

📝 オリジナル問題 2 PMBOKの最新版

PMBOKの最新版に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

  1. 最新は第6版で、計画型(ウォーターフォール)だけに対応している
  2. 最新は第6版で、アジャイルにはいっさい対応していないとされている
  3. 最新は第7版だが、アジャイルにはいっさい対応していないとされる
  4. 最新は第7版で、アジャイルと予測型(計画型)の両方に対応している
プロネコ
プロネコ 解答・解説

解答は 4 だよ。

最新は第7版で、アジャイルと予測型(計画型)の両方に対応しているよ。計画型だけ、ではないんだ。

選択肢1・2は「第6版が最新」が誤り、選択肢3は「アジャイル非対応」が誤りだよ。

選択肢判定理由
1最新は第7版で計画型だけではない
2第6版が最新ではない
3アジャイルにも対応している
4第7版で両対応で正しい

オリジナル問題3(対応範囲の誤解)

📝 オリジナル問題 3 PMBOKの対応範囲

PMBOKの対応範囲に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

  1. PMBOKは、計画型(ウォーターフォール)にしか使えないものだとされている
  2. 最新のPMBOKは、アジャイルと予測型の両方の進め方に対応している
  3. PMBOKは、社員の給与を計算することだけを目的にした体系である
  4. PMBOKは、紙のチラシを配る昔ながらの宣伝方法のことを指している
プロネコ
プロネコ 解答・解説

解答は 2 だよ。

最新のPMBOKは、アジャイルと予測型の両方の進め方に対応しているよ。「計画型だけ」と思い込むと誤りなんだ。

選択肢1の「計画型だけ」、選択肢3の給与計算、選択肢4の紙のチラシは、いずれも誤りだよ。

選択肢判定理由
1計画型だけではない
2アジャイルと予測型の両方で正しい
3給与計算の体系ではない
4紙のチラシの宣伝ではない

まとめ

押さえどころ

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執筆: SikakuQuest編集部

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