PKI・SSL/TLS証明書とは?SSL/TLS証明書と、有効期限

公開: 更新: カテゴリ: セキュリティ系

30秒で結論

PKI・SSL/TLS証明書とは(全体像)

公開鍵暗号では、「その公開鍵が、本当に相手のものか」を確かめる必要がある。にせの公開鍵をつかまされたら、なりすましにあってしまうからだ。これを解決するしくみがPKI(公開鍵基盤)だ。

PKIの中心が認証局(CA)で、「この公開鍵は、たしかにこの相手のものだ」と保証する、デジタル証明書を発行する。信頼できる第三者(CA)のお墨付き、というわけだ。

ここで一番のポイント。PKIは、公開鍵を信頼できる形で配るための「基盤」だ。「PKIとSSL/TLSは、まったく同じものだ」と思い込むと誤りで、PKIは基盤、SSL/TLSはその基盤を使う用途の一つだ。


詳しく:SSL/TLS証明書と、有効期限

ここが心臓部。ポイントを表で押さえよう。

PKI・証明書のポイント

項目やさしい意味
PKI公開鍵を信頼できる形で流通させる基盤
認証局(CA)公開鍵の持ち主を保証する証明書を発行
SSL/TLS証明書HTTPS通信で使われる証明書
有効期限証明書には期限があり、失効もできる

PKIを使った代表が、SSL/TLS証明書だ。これは、Webサイトとの通信を暗号化するHTTPSで使われる証明書で、「このサイトは本物だ」と確かめる役割をもつ。

ここで一番のポイント。証明書には有効期限があり、失効(無効に)もできる。「一度発行された証明書は、永久に有効だ」と思い込むと誤りで、期限が切れたり、問題があれば失効させたりする。

わかりやすく言い換えると

身近なたとえで整理しよう。

PKIは、「公開鍵が本物だと保証する、信頼の仕組み全体」のイメージ。要するに、にせの鍵をつかまされない仕組み。

認証局(CA)は、「身分証を発行する、信頼できる役所のような存在」こと。CAのお墨付きで、公開鍵の持ち主が分かる。

有効期限は、「身分証や免許証のように、証明書にも期限がある」こと。つまり、ずっと有効ではない。


試験のツボ

🔴 一番出る:PKIの正体

①公開鍵を信頼できる形で流通させる基盤

②PKIは基盤、SSL/TLSはその用途の一つ

🔴 次に出る:認証局(CA)

①CAが、公開鍵の持ち主を保証する証明書を発行する

②信頼できる第三者のお墨付き

🟡 押さえると安定:SSL/TLS証明書

①HTTPS通信で使われる証明書

②有効期限があり、失効もできる(永久ではない)


よくある間違い

「PKIとSSL/TLSは、まったく同じものだ」→ ✗  PKIは基盤、SSL/TLSはその基盤を使う用途の一つ。

「一度発行された証明書は、永久に有効だ」→ ✗  証明書には有効期限があり、失効させることもできる。

「公開鍵は、だれのものか確かめなくてよい」→ ✗  にせの公開鍵を防ぐため、CAの証明書で持ち主を確かめる。


試験での出題パターン

実際の問題でたしかめてみよう。

オリジナル問題1(PKIの正体)

📝 オリジナル問題 1 PKIの正体

PKIに関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

  1. 社員の出退勤を記録して、毎月の給与を計算するためのしくみだ
  2. 公開鍵を、信頼できる形で世の中に流通させるための基盤である
  3. 取引先へ毎月の請求書を郵送する、決まった事務作業のことを指す
  4. 完成したシステムを宣伝して、より多く売るための広告活動である
フォクダイオウ
フォクダイオウ 解答・解説

解答は 2 である。

PKIは、公開鍵を信頼できる形で流通させる基盤じゃ。にせの鍵をつかまされぬ仕組みと心得るがよい。

選択肢1は給与計算、選択肢3は請求書の事務、選択肢4は広告ゆえ、どれも違うのじゃ。

選択肢判定理由
1給与計算のしくみではない
2公開鍵を信頼できる形で配る基盤で正しい
3請求書の事務の話
4広告活動ではない

オリジナル問題2(認証局)

📝 オリジナル問題 2 認証局(CA)

認証局(CA)に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

  1. 社員の給与を計算するときだけ、関係するとされているものだ
  2. 取引先への請求書の枚数しだいで、決まるとされているのである
  3. 公開鍵の持ち主を保証する、証明書を発行する役割をもつものだ
  4. システムの動きが、少しだけ速くなるとされているものである
フォクダイオウ
フォクダイオウ 解答・解説

解答は 3 である。

認証局(CA)は、公開鍵の持ち主を保証する証明書を発行するのじゃ。信頼できる役所のような存在と心得るがよい。

選択肢1の給与、選択肢2の請求書、選択肢4の「速くなる」は、いずれも違うのじゃ。

選択肢判定理由
1給与計算とは関係ない
2請求書の枚数で決まるのではない
3公開鍵の持ち主を保証する証明書で正しい
4速くなるものではない

オリジナル問題3(SSL/TLS証明書)

📝 オリジナル問題 3 SSL/TLS証明書

SSL/TLS証明書に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

  1. HTTPSで使われ、有効期限がある証明書のことである
  2. 社員の給与を計算するときだけ、使われるとされているものだ
  3. 取引先への請求書を郵送するときだけ、使われるとされている
  4. 一度発行されると、永久に有効だとされているものである
フォクダイオウ
フォクダイオウ 解答・解説

解答は 1 である。

SSL/TLS証明書は、HTTPSで使われ、有効期限があるのじゃ。期限が切れたり失効したりすると心得るがよい。

選択肢2の給与、選択肢3の請求書、選択肢4の「永久に有効」は、いずれも違うのじゃ。

選択肢判定理由
1HTTPSで使われ有効期限ありで正しい
2給与計算のときだけではない
3請求書のときだけではない
4永久ではなく有効期限がある

まとめ

押さえどころ

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執筆: SikakuQuest編集部

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