P問題・NP問題とは?P=NP問題と、暗号

公開: 更新: カテゴリ: テクノロジ系

30秒で結論

P問題・NP問題とは(全体像)

P問題・NP問題は、問題の「解きやすさ(計算の難しさ)」を分類する考え方だ。

パズルでたとえると分かりやすい。「答えが正しいか確かめる」のは簡単でも、「自分で解く」のは大変、という問題がある。これがNP的なイメージだ。

ここで一番のポイント。NP問題は「解けない問題」ではない。解くのに時間がかかるかもしれないだけで、解くこと自体はできる。「NP問題は解けない」と思い込むと誤りになる。


詳しく:P=NP問題と、暗号

ここが心臓部。ポイントを表で押さえよう。

P問題・NP問題のポイント

項目やさしい意味
P問題現実的な時間で「解ける」問題
NP問題答えの「確認」は速いが、「解く」のは難しいかも
NP完全問題NPの中で、もっとも難しいグループ
P=NP問題「難しい問題も、実は速く解けるのか?」未解決の有名問題

NP問題の中でも、とくに難しいグループをNP完全問題という(巡回セールスマンの問題など)。

そして、有名なのが「P=NP問題」。これは、「NPの問題も、実はPのように速く解けるのではないか?」という問いで、まだ誰も解いていない(未解決)。「P=NPはもう証明された」と思い込むと誤りだ。なお、この「解くのが難しい」という性質は、暗号の安全性の根拠にもなっている。

わかりやすく言い換えると

身近なたとえで整理しよう。

P問題は、「現実的な時間で、解ける問題」。NP問題は、「答え合わせは簡単だけど、自分で解くのは大変かもしれない問題」のイメージだ。

「NP問題は解けない」というのは誤りで、解くのに時間がかかるかもしれないだけ。要するに、解けないわけではない。

P=NP問題は、「難しい問題も、実は速く解けるのでは?という、まだ答えの出ていない問い」。つまり、未解決の有名な問題だ。


試験のツボ

🔴 一番出る:PとNPの違い

①P問題=現実的な時間で「解ける」問題

②NP問題=答えの「確認」は速いが、「解く」のは難しいかも

🔴 次に出る:NP問題は解けないわけではない

①NP問題は「解けない問題」ではない

②解くのに時間がかかるかもしれないだけ

🟡 押さえると安定:P=NP問題

①「P=NPか?」はまだ解かれていない(未解決の有名問題)

②「解くのが難しい」性質は、暗号の安全性の根拠にもなる


よくある間違い

「NP問題は、解くことができない問題だ」→ ✗  NP問題は解けないのではなく、解くのに時間がかかるかもしれない問題。

「P=NP問題は、すでに証明されて答えが出ている」→ ✗  P=NP問題は、まだ誰も解いていない(未解決の有名問題)。

「P問題は、現実的な時間では解けない問題のことだ」→ ✗  逆で、P問題は現実的な時間で解ける問題。


試験での出題パターン

実際の問題でたしかめてみよう。

オリジナル問題1(P・NP問題の正体)

📝 オリジナル問題 1 P・NP問題の正体

P問題・NP問題に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

  1. 問題の「解きやすさ(計算の難しさ)」を分類する考え方だ
  2. 社員の出退勤を記録して、毎月の給与を計算するしくみである
  3. 取引先へ毎月の請求書を郵送する、決まった事務作業である
  4. 完成したシステムを宣伝して、より多く売る広告活動である
データパン
データパン 解答・解説

解答は 1 だぱん。

P問題・NP問題は、問題の「解きやすさ(計算の難しさ)」を分類する考え方なんだぱん。

選択肢2は給与計算、選択肢3は請求書の事務、選択肢4は広告で、どれも違うぱん。

選択肢判定理由
1解きやすさを分類する考え方で正しい
2給与計算のしくみではない
3請求書の事務の話
4広告活動ではない

オリジナル問題2(PとNPの違い)

📝 オリジナル問題 2 PとNPの違い

P問題とNP問題の違いに関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

  1. 社員の給与を計算するときだけ、PとNPに分かれるとされている
  2. Pは現実的な時間で解ける、NPは確認は速いが解くのは難しいかも
  3. 取引先へ請求書を郵送するときだけ、PとNPに分かれるとされる
  4. PもNPも、まったく同じ意味で、呼び名が違うだけだとされている
データパン
データパン 解答・解説

解答は 2 だぱん。

Pは現実的な時間で解ける、NPは確認は速いが解くのは難しいかもなんだぱん。答え合わせは簡単でも、解くのは大変、というイメージだぱん。

選択肢1の給与、選択肢3の請求書、選択肢4の「同じ意味」は、いずれも違うぱん。

選択肢判定理由
1給与計算で分かれるのではない
2Pは解ける・NPは確認が速いで正しい
3請求書で分かれるのではない
4PとNPは同じ意味ではない

オリジナル問題3(P=NP問題)

📝 オリジナル問題 3 P=NP問題

P=NP問題に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

  1. 社員の給与を計算する方法が、すでに決まっている問題である
  2. 取引先へ請求書を郵送する方法が、すでに決まっている問題だ
  3. すでに証明されて、答えが出ている問題だとされているものだ
  4. 「P=NPか?」がまだ解かれていない、未解決の有名問題だ
データパン
データパン 解答・解説

解答は 4 だぱん。

P=NP問題は、「P=NPか?」がまだ解かれていない、未解決の有名問題なんだぱん。「もう証明された」とまちがえないようにするといいぱん。

選択肢1の給与、選択肢2の請求書、選択肢3の「証明済み」は、いずれも違うぱん。

選択肢判定理由
1給与計算の問題ではない
2請求書の事務の問題ではない
3まだ証明されていない(未解決)
4未解決の有名問題で正しい

まとめ

押さえどころ

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執筆: SikakuQuest編集部

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