モバイル通信とは(全体像)
モバイル通信とは、スマホや携帯電話で使う無線通信のことだ。世代が進むほど、速く・高性能になってきた。
- 1G→2G→3G→4G(LTE) … 世代が上がるほど高速・高機能
- 5G … 現行の最新世代
- 6G … 将来に予定されている、次の世代
ここで一番のポイント。5Gは「速いだけ」ではない。3つの特徴がある。「5G=高速なだけ」と思い込むと誤りで、高速大容量・超低遅延・多数同時接続の3つをあわせ持つ。
- 高速大容量(eMBB) … たくさんのデータを速く送れる
- 超低遅延(URLLC) … 反応が速い(遅れが少ない)
- 多数同時接続(mMTC) … たくさんの機器を一度につなげる
詳しく:5Gの3特徴と、MVNO
ここが心臓部。ポイントを表で押さえよう。
モバイル通信のポイント
| 項目 | やさしい意味 |
|---|---|
| 世代 | 1G→…→4G→5G→6G(新しいほど高性能) |
| 5Gの高速大容量 | たくさんのデータを速く送る |
| 5Gの超低遅延 | 反応が速い(遅れが少ない) |
| 5Gの多数同時接続 | たくさんの機器を一度につなぐ |
5Gの3特徴は、IoT・自動運転・遠隔医療など、はば広い応用につながる。たとえば、超低遅延は、遅れが許されない自動運転などで生きてくる。
そして、もう1つ大事なのがMVNO(格安SIM)。ここで一番のポイント。MVNOは、自分で電波の設備を持つ大手キャリアではなく、大手の回線を借りて、安く提供する事業者だ。「MVNOは、大手キャリアと同じく自前の回線を持つ」と思い込むと誤りになる。
わかりやすく言い換えると
身近なたとえで整理しよう。
モバイル通信は、「スマホ・携帯の無線通信。世代が進むほど高性能(1G→…→5G→6G)」のイメージ。
5Gの3特徴は、「速く大量に送れる・反応が速い・たくさんつなげる」こと。要するに、速さだけでなく、低遅延と多数接続もそろっている。
MVNO(格安SIM)は、「大手の電波(回線)を間借りして、安く売る事業者」こと。つまり、自前の電波設備は持っていない。
試験のツボ
🔴 一番出る:5Gの3特徴
①高速大容量(eMBB)・超低遅延(URLLC)・多数同時接続(mMTC)
②5Gは「速いだけ」ではない
🔴 次に出る:世代の進化
①1G→…→4G→5G→6G(将来)と進化
②世代が進むほど高性能になる
🟡 押さえると安定:MVNO
①MVNO(格安SIM)は、大手の回線を借りて提供する事業者
②自前の電波設備は持たない
よくある間違い
①「5Gは、ただ速いだけの通信だ」→ ✗ 5Gは、高速大容量・超低遅延・多数同時接続の3つの特徴をあわせ持つ。
②「MVNO(格安SIM)は、大手キャリアと同じく自前の回線を持つ」→ ✗ MVNOは、大手の回線を借りて、安く提供する事業者。自前の電波設備は持たない。
③「モバイル通信は、世代が変わっても性能は同じだ」→ ✗ 世代が進むほど、高性能になる(1G→…→5G→6G)。
試験での出題パターン
実際の問題でたしかめてみよう。
オリジナル問題1(モバイル通信の正体)
モバイル通信に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
- 社員の出退勤を記録して、毎月の給与を計算するためのしくみだ
- 取引先へ毎月の請求書を郵送する、決まった事務作業のことを指す
- スマホ・携帯電話で使う無線通信で、世代が進むほど高性能である
- 完成したシステムを宣伝して、より多く売るための広告活動である
解答は 3 です。
モバイル通信は、スマホ・携帯電話で使う無線通信で、世代が進むほど高性能なのです。1G→…→5G→6Gと進化しているなります。
選択肢1は給与計算、選択肢2は請求書の事務、選択肢4は広告で、どれも違うのです。
| 選択肢 | 判定 | 理由 |
|---|---|---|
| 1 | ✗ | 給与計算のしくみではない |
| 2 | ✗ | 請求書の事務の話 |
| 3 | ✓ | スマホの無線通信で世代進化で正しい |
| 4 | ✗ | 広告活動ではない |
オリジナル問題2(5Gの3特徴)
5Gの特徴に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
- 高速大容量・超低遅延・多数同時接続という3つの特徴がある
- 社員の給与を計算するときだけ、使われるものだとされている
- 取引先へ請求書を郵送するときだけ、使われるものだとされる
- ただ速いだけで、ほかに特徴はないものだとされているのである
解答は 1 です。
5Gは、高速大容量・超低遅延・多数同時接続の3つの特徴があるのです。「速いだけ」ではないなります。
選択肢2の給与、選択肢3の請求書、選択肢4の「速いだけ」は、いずれも違うのです。
| 選択肢 | 判定 | 理由 |
|---|---|---|
| 1 | ✓ | 高速・低遅延・多数接続の3特徴で正しい |
| 2 | ✗ | 給与計算のときだけではない |
| 3 | ✗ | 請求書のときだけではない |
| 4 | ✗ | 速いだけではなく3特徴がある |
オリジナル問題3(MVNO)
MVNO(格安SIM)に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
- 社員の給与を計算するときだけ、使われるものだとされている
- 大手の回線を借りて、安く提供している事業者のことである
- 取引先へ請求書を郵送するときだけ、使われるものだとされる
- 大手キャリアと同じく、自前の回線を持つ事業者なのである
解答は 2 です。
MVNO(格安SIM)は、大手の回線を借りて、安く提供する事業者なのです。自前の電波設備は持たないなります。
選択肢1の給与、選択肢3の請求書、選択肢4の「自前の回線を持つ」は、いずれも違うのです。
| 選択肢 | 判定 | 理由 |
|---|---|---|
| 1 | ✗ | 給与計算のときだけではない |
| 2 | ✓ | 大手の回線を借りて安く提供で正しい |
| 3 | ✗ | 請求書のときだけではない |
| 4 | ✗ | 自前の回線は持たない |
まとめ
押さえどころ
- 🔴 モバイル通信 = スマホ・携帯の無線通信。世代が進むほど高性能(1G→…→4G→5G→6G)。
- 🔴 5Gの3特徴 = 高速大容量・超低遅延・多数同時接続。「速いだけ」ではない。
- 🟡 MVNO = 格安SIM。大手の回線を借りて、安く提供する事業者。自前の電波設備は持たない。
次に学ぶ
- Wi-Fi(Wi-Fi 6/7) ── 無線LANの規格。モバイル通信とあわせて、無線のつなぎ方を比べると分かりやすい。
- IoT ── モノをインターネットにつなぐしくみ。5Gの多数同時接続が、IoTを支える。
執筆: SikakuQuest編集部