マーケティングミックス(4P・4C)とは?4Pと4Cの対応

公開: 更新: カテゴリ: ストラテジ系

30秒で結論

マーケティングミックスとは(全体像)

マーケティングミックスとは、商品やサービスを売り出すときに考える要素を組み合わせて、まとめて整える考え方のこと。「ミックス」は「混ぜ合わせ」の意味で、要するにいくつかの要素をバランスよく組み合わせるということ。

たとえばおいしいお菓子を作っても、値段が高すぎたり、お店に置いてもらえなかったり、誰にも知られていなかったら売れない。だから「商品」「値段」「売る場所」「知らせ方」をまとめて考えよう、というのがこの枠組みだ。

ITパスポートでよく問われるのは、売る側の目線でまとめた「4P」と、買う側の目線でまとめた「4C」の2つ。同じものを違う角度から見ているだけ、という関係を押さえるのが中心になる。


詳しく:4Pと4Cの対応を押さえる

ここが心臓部。4Pと4Cは、1対1で対応している。下の表だけ覚えれば戦える。

4P(売る側)と4C(買う側)の対応

4P(企業視点)意味対応する4C(顧客視点)意味
Product(製品)どんな商品・サービスを出すかCustomer Value(顧客価値)顧客にとっての値打ち
Price(価格)いくらで売るかCost(コスト)顧客が払う負担
Place(流通)どこで・どう届けるかConvenience(利便性)顧客の買いやすさ
Promotion(販促)どう知らせるかCommunication(対話)顧客とのやりとり

英語が並ぶと身構えるが、覚えることはシンプル。4Pは頭文字がぜんぶP(Product・Price・Place・Promotion)。4Cは頭文字がぜんぶC(Customer Value・Cost・Convenience・Communication)。

大事なのは、4Pと4Cは別物ではないこと。同じ「価格」という話を、売る側は「いくらで売るか(Price)」と考え、買う側は「いくら払う負担か(Cost)」と感じている。つまり見る角度が違うだけで、中身は対応している。

そしてもう1つ。マーケティングミックスは、4つを組み合わせて考えるもの。「商品さえよければいい」と1つだけに偏るのは誤り、という点が試験でねらわれる。

わかりやすく言い換えると

身近なたとえで整理しよう。

4Pは、お店の店長さんが「何を・いくらで・どこで・どう宣伝して売ろう」と考えるチェックリストのイメージ。売る側が準備する4項目だ。

4Cは、それをお客さんの側からひっくり返して見たもの。店長の「価格(Price)」は、お客さんから見れば「払う負担(Cost)」。店長の「販促(Promotion)」は、お客さんから見れば「お店とのやりとり(Communication)」。

要するに、同じコインの表と裏。売る人の言葉が4P、買う人の言葉が4C、と思えばこんがらがらない。


試験のツボ

🔴 一番出る:4Pの4要素

①Product(製品)・Price(価格)・Place(流通)・Promotion(販促)

②4つを組み合わせて考えるもので、1つだけ頑張るのではない

🔴 次に出る:4Pと4Cの対応関係

①Product↔Customer Value、Price↔Cost

②Place↔Convenience、Promotion↔Communication

🟡 押さえると安定:視点の違い

①4P=売る側(企業)の視点

②4C=買う側(顧客)の視点。同じ中身を角度を変えて見たもの


よくある間違い

「マーケティングミックスは製品(Product)のことだ」→ ✗  製品は4要素のうちの1つ。4つを組み合わせて考えるのがマーケティングミックス。

「4Pと4Cはまったく別の枠組みで、関係はない」→ ✗  4Pと4Cは1対1で対応している。視点(売る側/買う側)が違うだけ。

「4Cは企業の視点でまとめたものだ」→ ✗  4Cは顧客(買う側)の視点。企業の視点でまとめたのが4P。


試験での出題パターン

実際の問題でたしかめてみよう。

オリジナル問題1(4Pの中身)

📝 オリジナル問題 1 4Pの4要素

マーケティングミックスの4Pに関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

  1. 顧客が感じる価値や負担をもとに、買う側の視点で売り方をまとめた枠組みのことである
  2. 製品の良し悪しだけを見る考え方で、価格や流通や販促は対象に含めないものである
  3. 製品・価格・流通・販促という、売る側の視点でまとめた4つの要素の組み合わせである
  4. 企業の売上と利益だけを集計して、もうかっているかどうかを確かめる方法のことである
ストフクロ
ストフクロ 解答・解説

解答は 3 だよ。

4Pは、Product(製品)・Price(価格)・Place(流通)・Promotion(販促)という、売る側の視点の4要素の組み合わせだよ。頭文字がぜんぶPだね。

選択肢1は買う側の視点の4Cの説明、選択肢2は「製品だけ」が誤り、選択肢4はマーケティングミックスとは別の話だよ。

選択肢判定理由
1これは顧客視点の4Cの説明
24つを組み合わせるもので、製品だけではない
3売る側視点の4要素の組み合わせで正しい
4売上の集計とは関係がない

オリジナル問題2(4Pと4Cの対応)

📝 オリジナル問題 2 4Pと4Cの対応関係

4Pと4Cの対応関係に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

  1. 価格(Price)は、買う側にとっては実際に支払う負担にあたるので、4CのCost(コスト)に対応する
  2. 製品(Product)は、買う側にとっては支払う負担にあたるので、4CのCost(コスト)に対応する
  3. 流通(Place)は、買う側にとっては相手との対話にあたるので、Communication(対話)に対応する
  4. 販促(Promotion)は、買う側にとっては利便性にあたるので、Convenience(利便性)に対応する
ストフクロ
ストフクロ 解答・解説

解答は 1 だよ。

4PのPrice(価格)は、買う側から見れば「いくら払う負担か」だから、4CのCost(顧客の負担)に対応するよ。同じことを売る側・買う側で言いかえているんだね。

選択肢2はProductがCustomer Value(顧客価値)に対応、選択肢3はPlaceがConvenience(利便性)に対応、選択肢4はPromotionがCommunication(対話)に対応するのが正しいよ。

選択肢判定理由
1Price↔Costの対応で正しい
2Productに対応するのはCustomer Value
3Placeに対応するのはConvenience
4Promotionに対応するのはCommunication

オリジナル問題3(4Pと4Cの視点)

📝 オリジナル問題 3 4Pと4Cの視点の違い

4Pと4Cの視点の違いに関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

  1. 4Pも4Cも、どちらも買う側(顧客)の視点でまとめた、まったく同じ枠組みである
  2. 4Pは買う側の視点、4Cは売る側の視点で、4Pのほうが新しく作られた枠組みである
  3. 4Pも4Cも売る側の視点だが、4Cは要素の数を3つに減らしたものになっている
  4. 4Pは売る側(企業)の視点、4Cは買う側(顧客)の視点で、両者は対応している
ストフクロ
ストフクロ 解答・解説

解答は 4 だよ。

4Pは売る側(企業)の視点、4Cは買う側(顧客)の視点で、両者は1対1で対応しているよ。同じ中身を、見る角度を変えて並べたものなんだ。

選択肢1は「どちらも買う側」が誤り、選択肢2は視点が逆、選択肢3は「3つに減らした」が誤りで、4Cも要素は4つだよ。

選択肢判定理由
14Pは売る側の視点で、同じ枠組みではない
2視点が逆。4Pが売る側、4Cが買う側
34Cも要素は4つ
4視点の違いと対応関係が正しい

まとめ

押さえどころ

次に学ぶ


執筆: SikakuQuest編集部

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