情報量(エントロピー)とは?ビットでの数え方とエントロピー

公開: 更新: カテゴリ: テクノロジ系

30秒で結論

情報量とは(全体像)

情報量とは、ものごとの「不確実さ(めずらしさ)」を数値にしたもののことだ。起こりにくいこと(確率が低いこと)が起きたときほど、「へえ!」という驚きが大きい=情報量が大きい、と考える。

たとえば、「コインの表が出た」(確率1/2)は、あまり驚かない。でも、「1000分の1の大当たりが出た」なら、すごく驚く。この「驚きの大きさ」を数値にしたのが、情報量だ。

ここで一番のポイント。情報量は、ファイルの「データ量(サイズ)」とは別もの。情報量は、不確実さ(めずらしさ)の尺度だ。「情報量=データ量」と思い込むと誤りになる。


詳しく:ビットでの数え方とエントロピー

ここが心臓部。情報量の数え方を、表で押さえよう。

確率と情報量(ビット)

確率情報量
1/21ビット
1/42ビット
1/83ビット

情報量は、確率が半分になるごとに、1ビットずつ増える。だから、確率1/2なら1ビット、1/4なら2ビット、1/8なら3ビットとなる。起こりにくい(確率が低い)ほど、ビット数が大きくなる、というわけだ。

そして、エントロピー。これは、情報量の平均(期待値)のこと。1回ごとの情報量ではなく、ならして見たときの平均的な情報量を表す。

なお、ビットで数えるので、計算には2を底とする対数(log2)を使う。「log10(10を底)を使う」と思い込むと誤りなので、ビット単位=log2、と押さえておこう。

わかりやすく言い換えると

身近なたとえで整理しよう。

情報量は、「それが起きたときの『驚きの大きさ』を数値にしたもの」のイメージ。めったに起きないことほど、知ったときの驚き(情報量)が大きい。

ビットでの数え方は、「確率が半分になるたびに、1ビット増える」こと。要するに、1/2で1ビット、1/4で2ビット、と増えていく。

エントロピーは、「情報量を、ならして見たときの平均」。つまり、平均的にどれくらいの情報量か、を表す。


試験のツボ

🔴 一番出る:情報量の正体

①ものごとの不確実さ(めずらしさ)を数値にしたもの

②起こりにくいことほど、情報量は大きい

🔴 次に出る:ビットでの数え方

①確率が半分になるごとに、1ビット増える

②確率1/2なら1ビット、1/4なら2ビット、1/8なら3ビット

🟡 押さえると安定:データ量との違いとエントロピー

①情報量は、ファイルのデータ量とは別(不確実さの尺度)

②エントロピーは、情報量の平均(期待値)


よくある間違い

「情報量とは、ファイルのデータ量(サイズ)のことだ」→ ✗  情報量は、不確実さ(めずらしさ)の尺度。データ量とは別もの。

「起こりやすいこと(確率が高いこと)ほど、情報量は大きい」→ ✗  逆で、起こりにくいこと(確率が低いこと)ほど、情報量は大きい。

「情報量は、確率がどう変わっても、ずっと一定だ」→ ✗  確率が半分になるごとに、情報量は1ビットずつ増える。


試験での出題パターン

実際の問題でたしかめてみよう。

オリジナル問題1(情報量の正体)

📝 オリジナル問題 1 情報量の正体

情報量に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

  1. ものごとの不確実さ(めずらしさ)を数値にしたものである
  2. 社員の出退勤を記録して、毎月の給与を計算するしくみである
  3. 取引先へ毎月の請求書を郵送する、決まった事務作業である
  4. 完成したシステムを宣伝して、より多く売る広告活動である
データパン
データパン 解答・解説

解答は 1 だぱん。

情報量は、ものごとの不確実さ(めずらしさ)を数値にしたものなんだぱん。起こりにくいことほど、情報量は大きいんだぱん。

選択肢2は給与計算、選択肢3は請求書の事務、選択肢4は広告で、どれも違うぱん。

選択肢判定理由
1不確実さを数値にしたもので正しい
2給与計算のしくみではない
3請求書の事務の話
4広告活動ではない

オリジナル問題2(ビットでの数え方)

📝 オリジナル問題 2 確率と情報量

確率と情報量の関係として、最も適切なものはどれか。

  1. 社員の給与を計算した金額が、そのまま情報量になるとされている
  2. 取引先へ郵送した請求書の枚数が、情報量になるとされているものだ
  3. 確率に関わらず、情報量はいつも一定の値になるとされているものだ
  4. 確率が半分になるごとに1ビット増え、1/2なら1ビットになる
データパン
データパン 解答・解説

解答は 4 だぱん。

情報量は、確率が半分になるごとに1ビット増え、1/2なら1ビット、1/4なら2ビットになるんだぱん。起こりにくいほど大きいんだぱん。

選択肢1の給与、選択肢2の請求書、選択肢3の「いつも一定」は、いずれも違うぱん。

選択肢判定理由
1給与の金額ではない
2請求書の枚数ではない
3確率で変わる(一定ではない)
4半分ごとに1ビット増えるで正しい

オリジナル問題3(データ量との違い)

📝 オリジナル問題 3 情報量とデータ量の違い

情報量とデータ量の関係に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

  1. 情報量とは、ファイルのデータ量(サイズ)のことだとされているものだ
  2. 情報量とは、社員の給与のデータ量のことだとされているものである
  3. 情報量は不確実さの尺度で、ファイルのデータ量とは別ものである
  4. 情報量とは、取引先へ郵送する請求書のデータ量だとされている
データパン
データパン 解答・解説

解答は 3 だぱん。

情報量は、不確実さの尺度で、ファイルのデータ量とは別ものなんだぱん。サイズの話とまちがえないようにするといいぱん。

選択肢1の「データ量」、選択肢2の給与、選択肢4の請求書は、いずれも違うぱん。

選択肢判定理由
1データ量とは別もの
2給与のデータ量ではない
3不確実さの尺度で正しい
4請求書のデータ量ではない

まとめ

押さえどころ

次に学ぶ


執筆: SikakuQuest編集部

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