フローチャート(流れ図)とは?主要な記号と、JIS規格

公開: 更新: カテゴリ: テクノロジ系

30秒で結論

フローチャートとは(全体像)

フローチャートとは、処理の手順(アルゴリズム)を、記号を使って図にしたものだ。「流れ図」とも呼ぶ。上から下へ、矢印に沿って処理が進んでいく様子を、ひと目で分かるように描く。

レシピの手順を、四角や矢印で図にしたものをイメージすると分かりやすい。文章でダラダラ書くより、どこで条件によって分かれるか(分岐)が、図だとすぐ分かる。

ここで一番のポイント。それぞれの記号には、決まった意味がある。たとえば、判断(条件で分かれるところ)はひし形で描く、というように、形と役割が対応している。記号を自由に決めてよいわけではない。


詳しく:主要な記号と、JIS規格

ここが心臓部。主要な記号を表で押さえよう。

フローチャートの主要な記号

記号意味
楕円丸っこい形開始・終了
長方形四角処理(計算など)
ひし形菱形判断(条件分岐)
平行四辺形傾いた四角データの入出力
矢印流れ(進む向き)

このうち、とくに出るのがひし形=判断(条件分岐)だ。「もし〜なら」で道が分かれるところは、ひし形で描く。

そして、もう1つ大事なこと。これらの記号は、JIS規格で標準化されている。つまり、誰が描いても同じ意味になるように、形と役割が決められている。「記号は自由に決めてよい」と思い込むと誤りになる。なお、業務の流れを描くBPMNという別の記法とは区別する(BPMNは業務プロセス向け、フローチャートはロジック=処理の流れ向け)。

わかりやすく言い換えると

身近なたとえで整理しよう。

フローチャートは、「処理の手順を、記号でつないだ流れ図」のイメージ。レシピや道順を、形と矢印で描いたものだ。

「記号に意味がある」というのは、形ごとに役割が決まっていること。要するに、判断はひし形、処理は長方形、と対応が決まっている。

「JIS規格で標準化」というのは、誰が描いても同じように読める、共通のルールがあること。つまり、記号を勝手に決めてよいわけではない。


試験のツボ

🔴 一番出る:記号と意味の対応

①開始・終了=楕円、処理=長方形、判断=ひし形

②データ入出力=平行四辺形、流れ=矢印

🔴 次に出る:ひし形=判断(条件分岐)

①「もし〜なら」で分かれるところは、ひし形で描く

②条件によって、進む道が変わる

🟡 押さえると安定:JIS規格とBPMN

①記号はJIS規格で標準化されている(自由ではない)

②業務プロセス向けのBPMNとは区別する


よくある間違い

「フローチャートの記号は、自由に決めてよい」→ ✗  記号はJIS規格で標準化されている。形ごとに意味が決まっている。

「判断(条件分岐)は、長方形で描く」→ ✗  判断はひし形。長方形は、ふつうの処理を表す。

「フローチャートとBPMNは、まったく同じものだ」→ ✗  BPMNは業務プロセス向け。フローチャートは処理の流れ(ロジック)向けで、区別する。


試験での出題パターン

実際の問題でたしかめてみよう。

オリジナル問題1(フローチャートの正体)

📝 オリジナル問題 1 フローチャートの正体

フローチャートに関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

  1. 社員の出退勤を記録して、毎月の給与を計算するためのしくみだ
  2. 処理の手順(アルゴリズム)を、記号を使って図にした流れ図だ
  3. 取引先へ毎月の請求書を郵送する、決まった事務作業のことを指す
  4. 完成したシステムを宣伝して、より多く売るための広告活動である
データパン
データパン 解答・解説

解答は 2 だぱん。

フローチャートは、処理の手順を、記号を使って図にした流れ図なんだぱん。レシピや道順を図にするイメージだぱん。

選択肢1は給与計算、選択肢3は請求書の事務、選択肢4は広告で、どれも違うぱん。

選択肢判定理由
1給与計算のしくみではない
2手順を記号で図にした流れ図で正しい
3請求書の事務の話
4広告活動ではない

オリジナル問題2(記号の意味)

📝 オリジナル問題 2 判断を表す記号

フローチャートで、判断(条件分岐)を表す記号として、最も適切なものはどれか。

  1. ひし形で表す(「もし〜なら」で道が分かれて進むところに使う)
  2. 社員の給与を計算するときだけ、判断の記号を使うとされている
  3. 取引先へ請求書を郵送するときだけ、記号を使うとされているのだ
  4. 判断には、決まった記号はなく、自由に選んでよいとされている
データパン
データパン 解答・解説

解答は 1 だぱん。

判断(条件分岐)は、ひし形で表すんだぱん。「もし〜なら」で道が分かれるところに使うぱん。

選択肢2の給与、選択肢3の請求書、選択肢4の「自由に選ぶ」は、いずれも違うぱん。

選択肢判定理由
1判断はひし形で正しい
2給与計算のときだけではない
3請求書のときだけではない
4記号は標準化されている

オリジナル問題3(記号の標準化)

📝 オリジナル問題 3 記号の標準化

フローチャートの記号に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

  1. 社員の給与の計算しだいで、記号の意味が決まるとされているものだ
  2. 取引先への請求書の枚数しだいで、記号の意味が決まるとされている
  3. 記号はJIS規格で標準化されていて、自由には決めるものではない
  4. 記号は、描く人ごとに、自由に決めてよいものだとされているものだ
データパン
データパン 解答・解説

解答は 3 だぱん。

フローチャートの記号は、JIS規格で標準化されていて、自由に決めるものではないんだぱん。誰が描いても同じ意味になるようにするためだぱん。

選択肢1の給与、選択肢2の請求書、選択肢4の「自由に決める」は、いずれも違うぱん。

選択肢判定理由
1給与計算で決まるのではない
2請求書の枚数で決まるのではない
3JIS規格で標準化されていて正しい
4自由に決めるものではない

まとめ

押さえどころ

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執筆: SikakuQuest編集部

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