DoS・DDoS攻撃とは?DDoSと、対策

公開: 更新: カテゴリ: セキュリティ系

30秒で結論

DoS・DDoS攻撃とは(全体像)

DoS攻撃(Denial of Service=サービス妨害)とは、ねらったサーバーに、処理しきれないほど大量のリクエストを送りつけて、サービスを止めてしまう攻撃のことだ。お店の電話を鳴らし続けて、本物のお客さんがつながらなくする、いやがらせのようなものだ。

そして、DDoS攻撃(Distributed DoS=分散型)は、ウイルスなどで乗っ取った多数の端末(ボットネット)から、一斉にDoS攻撃をしかけるやり方だ。

ここで一番のポイント。DoSは1か所から、DDoSは多数の端末から分散して攻撃する。「DoSとDDoSは、まったく同じ攻撃だ」と思い込むと誤りで、DDoSは分散しているぶん、より強力で防ぎにくい。


詳しく:DDoSと、対策

ここが心臓部。ポイントを表で押さえよう。

DoS・DDoS攻撃のポイント

項目やさしい意味
DoS攻撃大量リクエストでサービスを止める
DDoS攻撃多数の端末から一斉に行う分散型
ボットネット乗っ取った多数の端末の集まり
対策CDN・WAF・レート制限などで緩和

DDoS攻撃では、多数の乗っ取られた端末の集まり(ボットネット)が使われる。世界中の端末から一斉に攻撃が来るので、「どれが攻撃か」の見分けが難しく、止めにくい。

ここで一番のポイント。DDoSは防げないわけではなく、CDNやWAFなどで被害を緩和できる。CDN(世界中に分散したサーバー網)でアクセスを分散させたり、WAF(防御の壁)やレート制限(一定以上のアクセスを制限)で受け流したりする。「DDoSは対策のしようがない」と思い込むと誤りだ。

わかりやすく言い換えると

身近なたとえで整理しよう。

DoS攻撃は、「1人が店の電話を鳴らし続けて、本物のお客さんをつながらなくするいやがらせ」のイメージ。要するに、混雑させてサービスを止める。

DDoS攻撃は、「大勢を動員して、いっせいに電話を鳴らす(より強力で止めにくい)」こと。つまり、分散しているのが違い。

対策は、「電話口を世界中に増やしたり(CDN)、あやしい電話をはじいたり(WAF)して、受け流すこと」こと。


試験のツボ

🔴 一番出る:攻撃の正体

①大量のリクエストでサービスを止める攻撃

②お店の電話を鳴らし続けるようないやがらせ

🔴 次に出る:DoSとDDoSの違い

①DoS=1か所から、DDoS=多数の端末から分散

②DDoSはより強力で、防ぎにくい

🟡 押さえると安定:対策

①CDN・WAF・レート制限などで緩和できる

②「対策のしようがない」わけではない


よくある間違い

「DoSとDDoSは、まったく同じ攻撃だ」→ ✗  DoSは1か所から、DDoSは多数の端末から分散する。DDoSはより強力。

「DDoSは、対策のしようがない」→ ✗  CDN・WAF・レート制限などで、被害を緩和できる。

「DoS攻撃は、データを盗み出す攻撃だ」→ ✗  DoS攻撃は、サービスを止める(妨害する)攻撃。盗み出すのが目的ではない。


試験での出題パターン

実際の問題でたしかめてみよう。

オリジナル問題1(攻撃の正体)

📝 オリジナル問題 1 DoS・DDoS攻撃の正体

DoS・DDoS攻撃に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

  1. 大量のリクエストを送りつけて、サービスを止める攻撃のことだ
  2. 社員の出退勤を記録して、毎月の給与を計算するためのしくみだ
  3. 取引先へ毎月の請求書を郵送する、決まった事務作業のことを指す
  4. 完成したシステムを宣伝して、より多く売るための広告活動である
フォクダイオウ
フォクダイオウ 解答・解説

解答は 1 である。

DoS・DDoS攻撃は、大量のリクエストを送りつけ、サービスを止める攻撃じゃ。電話を鳴らし続けるいやがらせと心得るがよい。

選択肢2は給与計算、選択肢3は請求書の事務、選択肢4は広告ゆえ、どれも違うのじゃ。

選択肢判定理由
1サービスを止める攻撃で正しい
2給与計算のしくみではない
3請求書の事務の話
4広告活動ではない

オリジナル問題2(DoSとDDoSの違い)

📝 オリジナル問題 2 DoSとDDoSの違い

DoSとDDoSの違いに関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

  1. 社員の給与を計算するときだけ、違いが出るとされているものだ
  2. 取引先への請求書の枚数しだいで、決まるとされているのである
  3. DDoSは、多数の端末から分散して行う、とても強力な攻撃だ
  4. DoSもDDoSも、まったく同じものだとされているのである
フォクダイオウ
フォクダイオウ 解答・解説

解答は 3 である。

DoSは1か所から、DDoSは多数の端末から分散して行うのじゃ。DDoSはより強力で防ぎにくいと心得るがよい。

選択肢1の給与、選択肢2の請求書、選択肢4の「まったく同じ」は、いずれも違うのじゃ。

選択肢判定理由
1給与計算で違いが出るのではない
2請求書の枚数で決まるのではない
3多数の端末から分散で正しい
4分散するかどうかが違う

オリジナル問題3(対策)

📝 オリジナル問題 3 DoS・DDoS攻撃の対策

DoS・DDoS攻撃の対策に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

  1. 社員の給与を計算するときだけ、必要だとされているものである
  2. CDNやWAFなどで、被害を緩和できるものなのである
  3. 取引先への請求書を郵送するときだけ、必要だとされているのだ
  4. 対策のしようがなく、いっさい防げないものなのである
フォクダイオウ
フォクダイオウ 解答・解説

解答は 2 である。

対策は、CDNやWAF、レート制限などで被害を緩和できるのじゃ。対策のしようがないわけではないと心得るがよい。

選択肢1の給与、選択肢3の請求書、選択肢4の「防げない」は、いずれも違うのじゃ。

選択肢判定理由
1給与計算のときだけではない
2CDN・WAFで緩和できるで正しい
3請求書のときだけではない
4緩和する手立てがある

まとめ

押さえどころ

次に学ぶ


執筆: SikakuQuest編集部

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