デジタル署名とは?暗号化と逆の鍵づかいと、3つの効果

公開: 更新: カテゴリ: セキュリティ系

30秒で結論

デジタル署名とは(全体像)

デジタル署名とは、公開鍵暗号のしくみを応用して、「その文書を本当に本人が作ったか」「途中で改ざんされていないか」を確かめる、電子的な署名(サイン)のことだ。

ポイントは、鍵の使い方が、暗号化のときとは逆になること。

ここで一番のポイント。デジタル署名は、秘密鍵で署名し、公開鍵で検証する。「公開鍵で署名する」と思い込むと誤りで、署名できるのは秘密鍵をもつ本人だけ、確認はだれでも公開鍵でできる、という関係だ。


詳しく:暗号化と逆の鍵づかいと、3つの効果

ここが心臓部。ポイントを表で押さえよう。

デジタル署名のポイント

項目やさしい意味
署名送信者が自分の秘密鍵で署名する
検証受信者が送信者の公開鍵で確かめる
暗号化との違い鍵の使い方が逆(署名は秘密鍵)
3つの効果本人性・非改ざん性・否認防止

デジタル署名には、3つの効果がある。本人性(本人が作ったと分かる)・非改ざん性(途中で変えられていないと分かる)・否認防止(あとで「やっていない」と言い逃れできない)だ。

ここで一番のポイント。署名に使うのは秘密鍵、検証に使うのは公開鍵で、暗号化(公開鍵で暗号化・秘密鍵で復号)とは逆だ。「署名でも、暗号化と同じ鍵づかいだ」と思い込むと誤りになる。なお、デジタル署名は、法律(電子署名法)によって、手書きの署名や押印と同じように扱われる場合がある。

わかりやすく言い換えると

身近なたとえで整理しよう。

デジタル署名は、「本人にしか押せないハンコ(秘密鍵)を押し、だれでも本物か確かめられる(公開鍵)しくみ」のイメージ。要するに、本人確認と改ざんチェックを両立する。

暗号化と逆の鍵づかいは、「暗号化は公開鍵でかけるが、署名は秘密鍵でする」こと。つまり、目的によって鍵の役割が入れかわる。

3つの効果は、「本人が作った・変えられていない・あとで否定できない、を保証すること」こと。


試験のツボ

🔴 一番出る:秘密鍵で署名・公開鍵で検証

①送信者が秘密鍵で署名し、受信者が公開鍵で検証する

②暗号化(公開鍵で暗号化)とは鍵づかいが逆

🔴 次に出る:3つの効果

①本人性(本人が作った)・非改ざん性(変えられていない)

②否認防止(あとで「やっていない」と言えない)

🟡 押さえると安定:ハッシュとの関係

①署名は、データのハッシュ値に対して行う

②電子署名法で、手書き署名・押印と同等に扱われる場合がある


よくある間違い

「デジタル署名は、公開鍵で署名する」→ ✗  署名は秘密鍵で行い、検証を公開鍵で行う。鍵づかいが逆。

「署名でも、暗号化と同じ鍵づかいをする」→ ✗  暗号化は公開鍵でかけるが、署名は秘密鍵でする。逆になる。

「デジタル署名は、データを秘密にするためのものだ」→ ✗  秘密にする(暗号化)ではなく、本人確認と改ざん検知のためのもの。


試験での出題パターン

実際の問題でたしかめてみよう。

オリジナル問題1(デジタル署名の正体)

📝 オリジナル問題 1 デジタル署名の正体

デジタル署名に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

  1. 送信者が秘密鍵で署名し、受信者が公開鍵で検証するしくみである
  2. 社員の出退勤を記録して、毎月の給与を計算するためのしくみだ
  3. 取引先へ毎月の請求書を郵送する、決まった事務作業のことを指す
  4. 完成したシステムを宣伝して、より多く売るための広告活動である
フォクダイオウ
フォクダイオウ 解答・解説

解答は 1 である。

デジタル署名は、送信者が秘密鍵で署名し、受信者が公開鍵で検証するしくみじゃ。本人にしか押せぬハンコと心得るがよい。

選択肢2は給与計算、選択肢3は請求書の事務、選択肢4は広告ゆえ、どれも違うのじゃ。

選択肢判定理由
1秘密鍵で署名・公開鍵で検証で正しい
2給与計算のしくみではない
3請求書の事務の話
4広告活動ではない

オリジナル問題2(3つの効果)

📝 オリジナル問題 2 デジタル署名の効果

デジタル署名の効果に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

  1. 社員の給与を計算するときだけ、現れるとされているものである
  2. 本人性・非改ざん性・否認防止という3つの効果があるものだ
  3. 取引先への請求書の枚数しだいで、決まるとされているのである
  4. システムの動きが、少しだけ速くなるとされているものである
フォクダイオウ
フォクダイオウ 解答・解説

解答は 2 である。

デジタル署名には、本人性・非改ざん性・否認防止の3つの効果があるのじゃ。本人確認と改ざんチェックを両立すると心得るがよい。

選択肢1の給与、選択肢3の請求書、選択肢4の「速くなる」は、いずれも違うのじゃ。

選択肢判定理由
1給与計算で現れるのではない
2本人性・非改ざん性・否認防止で正しい
3請求書の枚数で決まるのではない
4速くなるものではない

オリジナル問題3(鍵の使い方)

📝 オリジナル問題 3 署名の鍵の使い方

デジタル署名の鍵の使い方に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

  1. 社員の給与を計算するときだけ、使われるとされているものだ
  2. 取引先への請求書の枚数しだいで、決まるとされているのである
  3. 署名は秘密鍵で行い、暗号化とは鍵の使い方が逆になるのだ
  4. 公開鍵で署名し、秘密鍵で検証するものだとされているのだ
フォクダイオウ
フォクダイオウ 解答・解説

解答は 3 である。

署名は秘密鍵で行い、検証は公開鍵じゃ。暗号化(公開鍵で暗号化)とは鍵づかいが逆と心得るがよい。

選択肢1の給与、選択肢2の請求書、選択肢4の「公開鍵で署名」は、いずれも違うのじゃ。

選択肢判定理由
1給与計算のときだけではない
2請求書の枚数で決まるのではない
3署名は秘密鍵・暗号化と逆で正しい
4秘密鍵で署名・公開鍵で検証が正しい

まとめ

押さえどころ

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執筆: SikakuQuest編集部

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